HIS-FACTORYの中野です。
一言に革といっても、いろいろな仕上げがあり大きく分けて
『クロム鞣し』と『植物タンニン鞣し』
おさらいするとクロム鞣し=化学薬品有 植物タンニン鞣し=自然素材
というのと、
革の色の染めにもいろいろある中、大きく分けて
『顔料仕上げ』と『染料仕上げ』
おさらいすると数年後は、顔料=ヒビなどの劣化 染料=色艶が増す経年変化
おさらいすると数年後は、顔料=ヒビなどの劣化 染料=色艶が増す経年変化
というのがあるのを以前ご紹介させていただきました。
私が選んでいる
植物タンニン鞣し・染料仕上げの革は
イタリアのトスカーナで作られています。
原皮はフランス製が多いです。(牛革)
、
時間とコストがかかるのを承知の上で、
革らしい革を作るために必要なレシピを使用するという
明確なコンセプトの基にものづくりをされています。
18世紀からの伝統的な”バケッタ製法”を引き継いでいます。
オイルがたっぷり含まれている様子は、
使用してからの経年変化ももちろんですが、
制作中にもはっきりとわかるんです。
その様子はまず裁断。
私が選んでいる
植物タンニン鞣し・染料仕上げの革は
イタリアのトスカーナで作られています。
原皮はフランス製が多いです。(牛革)
、
時間とコストがかかるのを承知の上で、
革らしい革を作るために必要なレシピを使用するという
明確なコンセプトの基にものづくりをされています。
18世紀からの伝統的な”バケッタ製法”を引き継いでいます。
オイルがたっぷり含まれている様子は、
使用してからの経年変化ももちろんですが、
制作中にもはっきりとわかるんです。
その様子はまず裁断。
革切り包丁で切った時、刃に吸い付くんです。
まるで、真っ赤に熱したナイフで 凍ったバナナを切ってる、
かのような感覚。。。
かのような感覚。。。
そして、切りカスが出ないんです。
クロム鞣しの革を切ると、ゴム板にカスが付きます。
豆カンナでエッジを面取りします。
サクサク、切れます。
ほこりのような、カスはほとんど出ません。
コバ磨きは、オイルや染料が繊維の奥の奥まで染まっているので、
美しい仕上りになります。
手間と時間はかかりますが、美しい仕上りなので、制作しても楽しいです。
※大量生産ではこの革でもインクを使用しているのが信じられません。
オイルのあまり入っていない革に同じ工程を施してもきれいになりません。
※大量生産ではこの革でもインクを使用しているのが信じられません。
オイルのあまり入っていない革に同じ工程を施してもきれいになりません。
プエブロ、ナポリの経変変化。
左:2年使用 右:新品
ブッテーロ オレンジ
ブッテーロ オレンジの経変変化
現代の大量生産などで、均一性の価値観よりも
まず丈夫で長持ちする、
使えば使うほどなじんていくような
”個性的な経年変化”
に価値をおいたほうを、私は好みます。
そういう革なので、制作も時間も手間をかけたくなるんです。