HIS-FACTORYの中野です。
革といっても、大きく分けて『クロム鞣し』と『植物タンニン鞣し』とあります。
”鞣す”の意味は、皮から革へと腐らないようにする
たくさんの工程のコトです。
厳密には”半クロム”とか”合成タンニン”とかいろいろ混ざったものもありますが、
一般には全く伝わっていないし、販売の人も全く知らないし、ユーザーさんも
ほとんどの方が知りません。
”クロム鞣し”とは
塩基性硫酸クロムという化学物質を用いて皮を鞣したものです。
クロム鞣しの工程は1日~1週間ほど、短い期間で終えることができ、
安価で大量生産が可能です。
”植物タンニン鞣し”とは
文字どおり植物が持つタンニンという物質で皮を鞣します。
主に木の樹皮に含まれるタンニンを用いて鞣されます。
タンニン鞣しは手間の掛かる鞣し方で全工程に1,2ヶ月程掛かります。
そのため、クロム鞣しの革に比べてコストがかかるのは当たり前です。
私が選び、使用する革は”植物タンニン鞣し”です。
続きはまた来週。
0 件のコメント:
コメントを投稿